今日は、2024年1月15日の月曜日。
昨日、深谷散策したとき2004年に廃業した
七ツ梅酒造が気になったので少し調べました♪
もう、七ツ梅なるお酒は、飲めないものかと・・・❓
【七ツ梅酒造の沿革】
七ツ梅酒造は、元禄7年(1694年)に近江商人の田中藤左衛門が創業した酒造です。
創業以来300年の歴史を有し、県内でも1、2を競う老舗蔵元でしたが
2004年(平成16年)に廃業し、約950坪の敷地に
母屋、店蔵、煉瓦造りの精米蔵、煉瓦煙突などの建築群が遺っています。
<出展:一般社団法人まち遣(のこ)し深谷>
埼玉滋賀県人会 https://saitama.shigakenjinkai.jp/kaiin_toukou_2020_March.html
江戸時代より愛され続ける旨酒『七ツ梅』
江戸時代中頃、摂州伊丹の地にて醸す酒銘に『七ツ梅』
と言う銘酒があり 当時、酒と言えば甘口の白濁した酒が
主流の時代に、七ツ梅は辛口の旨酒として
『酒は剣菱・男山・七ツ梅』と云われるほど
江戸市中で大変人気が高く、天保年間には
江戸幕府大奥の御膳酒として愛飲され
葛飾北斎の作品に描かれるなど
多くの歌人文人に愛される酒になりました。
伊丹は寛文元年、近衛家の天領地となったことで
何人の追随も許さず酒造業が発展していきますが
幕府の厳しい酒造統制や灘酒の台頭とともに
伊丹の酒造業は次第に衰退していくのでした。
七ツ梅の蔵元であった木綿屋も、廃業の道を辿り
埼玉・深谷の田中藤左衛門商店へと受け継がれ
三百余年の時を経て(2004年以降)発祥の地・伊丹に
所縁のある、浜福鶴が正統な後継者として
『七ツ梅』を継承することになったのです。
<出展:浜福鶴HP>
浜福鶴(株式会社 小山本家酒造 灘浜福鶴蔵)
https://www.hamafukutsuru.co.jp/index.html